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最低気温が落ち着いて
潅水(水やり)のペースも一定になってくると
なかなか更新するネタが見つからないので
根の成長具合でお茶を濁すくらいしか芸のないわたくし…。
しかしながら、成長期だから1週間もすると根はグングン伸びるので
それを眺めるのもなかなか楽しいものです。
完全に自己満足の世界で、いささか公共性には欠けますが
これも富貴蘭栽培の醍醐味ということでご容赦を…。
【薩摩雲龍】
「もしかして、この春は根が出ないのではないか?」
「というか、春に根が1本も出ないことってあるのか?」
…などと、心配するくらい
『動かざること山の如し』だった【薩摩雲龍】。
どっしりした木姿そのままに
春が来たからといって慌てて根を出したりしないだけだったようで
ようやく根が3本出てきました。
木姿がとってもお気に入りなのだけど
あまりにも動きがなくて少し物足りなく感じていたので
根が出てきただけでもとても嬉しいものです。
【天の川・A】
この木も木姿がお気に入りなのに、動きがなくてジリジリしていました。
でも、よく目を凝らすと、新しい根が1本出てくる気配が。
【天の川・B】
出てきてしばらくは赤い根なのですが、伸びてくると泥根っぽく(?)なります。
以前にも書きましたが、やっぱり赤い根の方が伸びる速度が遅い気がします。
【朱天王】
根の先の色が緑がかってきた以外には、ほとんど変化のない【朱天王】。
しばらくはこれ以上長くは伸びないのでしょうか?
そもそも根って、成長が一旦止まる夏までに
どれくらい伸びるものなんだろう…??
初心者なので、そのあたりのことすら分からりません。
【楊貴姫】
ニョキニョキニョキ…と盛大に根を吹き出している【楊貴姫】。
小さな木からも3本は出てます。
新しく出てきた根同士がぶつかりそうなほどの密集具合。
…それにしても、根が沢山出るのは何故なのでしょう?
《仮説》
その1.元々根が良く出るような品種である
その2.木が元気だから
その3.(逆に)栄養が足りないから
…と、考えたところで私には答えは分かりません…。謎は深まるばかり…。
青根のみずみずしさも、なかなかどうして美しいものです。
根の先端(緑色の部分)の長さが、根によって違いますが
何が作用してそのような違いが生じるのか、それも謎です。
湿度が関係しているのでしょうか…。
画像中央にある、出てきたばかりの小さな根は
右側の子株から生えているのですが
親株へ向かって、刺さるようにして垂直に生えようとしています。
なんたる『積み木くずし』…家庭内暴力発生です。
こういう場合、根はちゃんと親を避けて伸びてくれるものなのでしょうか?
そして、放っておいても大丈夫なのでしょうか??
とりあえずドキドキしながら経過を観察することにします。
…というか、そんなに無茶してまで根を出さなくてもいいのでは?!
無肥料で育てようと考えていたのですが
【朱天王】と【薩摩雲龍】の生育がとても遅いので
少し肥料を与えてみることにしました。
しかし、やはり『初心者が簡単に栽培する』という部分は大事にしたいので
肥料に選んだのは“ハイポネックス”です。
これならホームセンターなどでも簡単に購入できるし
ガーデニングの経験がある人なら持っている確率が高そう…という理由からです。
富貴蘭に与える場合は、通常の希釈の倍に薄めて
普段の潅水の代わりに与えると良いとのこと。
これならバケツ潅水で富貴蘭に与えた後に余った分を
他の植物に与えられるので、無駄がなくて一石二鳥です。
でも、あまり肥料を与えすぎると
根を傷めたり、徒長して木姿が悪くなるとのことです。
肥料を与えるのは成長期に3~5回程度に抑えるのが良いとか。
5月4日に第1回目の“ハイポネックス”入りバケツ潅水を全鉢にしましたが
根の伸びや生育が良くなっている気がします。
一気に気温が上がったことも関係しているとは思いますが
【薩摩雲龍】の木の下部から、新しい根らしき突起が3つ出てきましたし
【楊貴姫】や【天の川・B】の根の伸びもさらに良くなっている気がします。
この調子で生育してくれるといいなあと願うばかりです。
日中は爽やかながら初夏の陽気になる日が増えてきたので
遮光についてどうしようか考えています。
まずは色々情報収集。
ネット検索し、富貴蘭の遮光について色んな記事を読みましたが
驚くほどご意見がまちまちです。
一番多いのが遮光率60%推奨という意見。
中には20%~50%で、できるだけ直射日光に近い方が良いという見解や
いやいや、80%ぐらいが良い…というご意見も。
勿論、理想の遮光率は栽培している品種にも大きく左右されるので
派手な柄だと日光に負けて株が弱る…など留意点も様々のようですが
富貴蘭は『日を好む』、『風を好む』、『乾燥を好む』の3点の特徴があるので
基本的には日に良く当てると良いとのこと。
さて、我が家の栽培環境はというと
これが恐ろしいほど日当たりが良くて、しかも西向き。
そして栽培しているのは、初心者向けの品種ばかり。
おそらくたっぷり日に当てた方がいいのだろうなと思います。
そんなに神経質になる必要はないのかもしれません。
でも、【天の川】は今よりももっと柄が冴えたらいいなとか
【朱天王】は花の色が濃くなればいいなとか
初心者なりに欲があり、あれこれと考えてしまいます。
これだけ遮光の意見について差異があるならば
自分で考えるより他ありません。
…ということで、山の中で自生する風蘭を想像してみました。
1.直射日光は当たらない
2.木陰だが明るい
…おそらくこんな感じなのではないかと想像しました。
なので、すだれは鉢に近い低い位置で棚全体を覆うようにして
日よけネットはそれよりも高い位置から全体を覆うようにして
すだれと日よけネットの間にすき間ができるように設置して
木陰のような日光の量になるようにしました。
そうすることで、風通しも確保されるのではないかという狙いもあります。
ただ、盛夏など、もっと暑くなったら日よけネットを外して
すだれ2枚重ねに変更する方がいいのかもしれません。
なぜかというと、日よけネットは真っ黒なので
日光を浴びて物凄く温度が上がるらしいのです。
しかし、遮光についてはベテランの愛蘭家さんも毎年工夫されているようなので
自分の栽培環境を踏まえて色々試してみるのが一番なのかもしれません。
過去に水やりについて記事を書いたのですが
その時に水やりについて悩んでいました。
>水やりをする前に、鉢底の穴から指を入れると
>ほんの少し湿っていましたが、鉢の上部の水苔は完全に乾いていました。
>この程度なら「水苔が乾いた」と言い切れる状態ではないのかもしれません。
水苔がどの程度乾いたら水やりをすればいいのか悩んでいたのですが
今日ネットサーフィンをしていて
水やりについて詳しく書いてある記事を見つけました。
鉢底の穴から指を入れてみて、ほんの少し湿っている時が水やり時
…だそうです。
ということは、前回の水やりのタイミングで間違いではなかったようです。
そして今の時期だと、およそ1週間弱で水苔が乾くようです。
鉢にもよると思いますが、素焼き鉢だと1週間間隔での水やりは
ちょっと水苔が乾き過ぎるように思います。
ちなみに私はバケツにたっぷり水をためて
そこに鉢ごと浸水させる方法で水やりしています。
こうすると、水苔を食べる(水苔の中の根もかじるそう!)
ハエの幼虫(ウジ)などが棲みついていても
バケツの水面に浮かび上がってくるから良いそうです。
無肥料・無殺虫剤で育てるつもりなので
これは良い方法だなと思っています。
ただ、苔の巻き方(植え方)がお粗末だったのか
鉢が釉薬のかかった鉢で素焼きではないからか
バケツの中で【楊貴姫】が水苔ごと鉢から抜けてしまいました。
浸水中に手を添えるなど、ちょっと注意が必要かもしれません。
水については、特に汲み置きの水を用意しているわけではなく
水道水をそのまま使っていますが、これで問題ないようです。
ただ、カルキ(?)の跡が葉に白く残りますが
これも問題ないようです。
日中に棚(でも棚とは言いがたい…)を見てみると
側面から直射日光に近い強い光が差し込んでいたので
慌ててすだれの上から日よけ(遮光率50%)を重ねました。
ところで、私の棚がどんな感じかというと、こんな感じです。
金属製(アルミ鋳物…?)の透かし模様のベンチの座面に鉢を置いて
物干し竿に日よけを引っ掛けてあります。
すだれは片側を竿にくくりつけた紐で吊ってあります。
このベンチは使われていなかったけど
風通しがとても良さそうなので、新たなお役を貰って復活です。
かなりどっしりと重みがあるので、安定感もあります。
「富貴蘭は腰より高い位置にぶら下げるのが良い」と
どこかでそんな記事を読んだのですが
マンション住まいではそれを叶えるのは難しいので
このスタイルになりました。
中はこんな感じで、横一列に並べてあります。
画像では明るく映っていますが、ちょうど木陰のような明るさです。
ベンチの背面は室内側に近接していて直射日光が入りません。
それに、すだれ+日よけで全部を覆ってしまうと日を遮り過ぎると思い
背面は覆わずにこのままです。
そして嬉しい発見が。
【天の川・B】に新たに根が出ているのを発見しました。
【天の川・B(正面から)】
片側にしか根が無い木で、どう植えてもグラグラしていたのですが
根が生えていない側から根が2本も!
しかも、1本は赤い根で、1本は赤じゃない(青?)根です。
【天の川・B(背面から)】
先に出てきていた根は少し伸びて、色も随分薄くなりました。
でも、赤い根って成長が遅いのでしょうか?
【朱天王】の赤っぽい根(今はもう泥根)も、ある程度(2~3cm)伸びた後
まったく伸びている様子も変化もない。
【楊貴姫】の根の伸び具合とは明らかにペースが違う。
もしかしたら、青い根の方が根にも葉緑素があるから
伸びやすいということなのでしょうか?
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