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5月下旬頃に母からカーネーションを預かったのですが
日当たりの良くない場所に置いていたとのことで
つぼみが開かず花は全滅状態の上
預かった当初から小バエが沸いていました。

小バエなら富貴蘭に害を及ぼさないだろうと思い
しばらく特に駆除もせずに育てていたのですが
6月中旬頃には大繁殖しておりました。
金の成る木、アマリリス、アジサイの鉢まわりにも沢山沸き
【朱天王】の苔から飛び立つ姿も目撃するように…。

害がないであろうとはいえ、富貴蘭の苔から飛び立つのを見て
少し怖くなったこともあり、しげしげと観察してみると
どうやら小バエではない様子。
細長くて、やたらとすばしっこい…。
というわけで、ネットで検索してみると
この謎の小バエが『アザミウマ』という害虫であることが判明。
そしてさらに調べてみると、富貴蘭にも害を及ぼすとのこと…!
よくよく考えてみると【朱天王】の根の成長が止まっている。
根先が暗んで、根の伸びが止まっていました。
根の成長が止まるのは時期的なものかと思っていましたが
茶色い筋状に根の表皮(白い部分)が荒れているように見える部分があり
もしかしたらアザミウマにかじられたのかもしれません。
富貴蘭の葉や根、苔や鉢からはアザミウマの幼虫が見つからなかったので
被害としては「もしかして…」程度の、あったとしても軽微なものですが
この虫のせいで根の成長が止まっているのだとしたら大問題です。
他の植物の鉢で繁殖したものが飛来して悪さをしたのかもしれません。
(葉や木には購入当時に既にあった傷以外に傷が増えてはいませんでした)


d63ee849.jpg
画像中央が綺麗な根。
根が止まっていたのは【朱天王】ですが
1鉢内での根の状態の良し悪しが分かり易かったため
【楊貴姫】を撮影。


e9b5ecf5.jpg
この根の表面の濃い茶色の筋は、スリップスの仕業…?
それともベラーメン層(根の表面を覆う、スポンジのように水を蓄える層)に
ありがちなヒビ割れなのか…?
でも、綺麗な根とそうじゃない根があるということは
綺麗じゃない根は害虫の被害と考える方が正しいのかも。


これはのんびりしていられない、すぐに駆除しないと!という局面なのですが
オルトランやスミチオンを持っていなかったので
手持ちのマラソン乳剤をよく読んでみました。
すると効果はやや弱いものの、アザミウマ類にも効くとのことなので
早速スプレーボトルに2000倍希釈の殺虫液を作り
富貴蘭の木と苔全体と、鉢穴から鉢内部の苔に
ビショビショになるくらいたっぷり散布。

富貴蘭以外の植物には、ジョウロで水やりをする要領でたっぷりと鉢に与え
葉や木全体にもスプレーで散布しました。
富貴蘭以外の植物には上記の方法で2回殺虫液を散布しました。
(1回目と2回目の間に10日間置きました)

2回目の殺虫液散布から10日間ほどは
まだベランダのあちこちに結構な数のアザミウマがうろちょろしていましたが
殺虫剤(農薬)は即日効くのではなく、緩やかに効果を発揮するもののようで
2回目の殺虫液散布から10日ほど経って以降は
ベランダでアザミウマをあまり見かけなくなりました。
目を凝らして探しても見つかることはほとんどなく
何日も見かけていなかったのに、何かの拍子に1匹見かける…といった程度です。
大繁殖してからの駆除だったので
マラソン乳剤では物足りないかもしれないと思いましたが
2回散布することで、マラソン乳剤でもほぼ駆除することができました。

いったん成長が止まった【朱天王】の根先も赤い色を取り戻したので
やはりアザミウマの仕業だったのかもしれません。
まだ生き残っているのがわずかにいる上
殺虫剤(農薬)に対する耐性が高いとのことなので
今後も油断はできませんが……。

この先アザミウマの完全駆除を目指して
オルトランとスミチオンの混合殺虫液を散布する予定ですが
(アザミウマは殺虫剤・農薬に対する耐性が高いので
今後しばらくは今までと同じマラソン乳剤を使わない方が
効果がありそうだという考えから)
殺虫剤(農薬)は頻繁に与えることができません。
頻繁に殺虫剤(農薬)散布すると、薬害が起こる危険性が高く
そうなったら富貴蘭自体にもダメージが及んでしまいます。
今のところは時々1匹見かける程度なので
殺虫剤を散布するのは薬害が心配で気が引けます。

なので、『ビタット トルシー』というハエ取りリボンのようなものを
活用しようと考えています。
これはアザミウマの青色に寄ってくるという習性を活かした製品だそうで
殺虫剤(農薬)ではないので、これなら薬害の心配もいらないし
このシートだけで完全に駆除することは無理でも
あちこちへ飛んで繁殖場所を広げられるのを防ぐのに効果が期待できそうです。
今後はこのシートでまだどの程度アザミウマが残っているか調べながら
殺虫剤(農薬)と併用するしつつ、経過を観察したいと思い
先ほどこの『ビタット トルシー』を注文してみました。


0a89f29a.jpg虫の写真は気持ちが悪いので、イラストにしてみました。


このアザミウマ、スリップスとも呼ばれていますが
1匹でも複数形というその名前自体が、大繁殖を思わせる恐ろしい生き物です。
花の害虫ということですが、葉や根もかじるそうです。
でもこのアザミウマが大繁殖していたカーネーションを見る限り
花がつぼみの状態で枯れて全滅したのは明らかにアザミウマの害だと思いますが
葉は色抜けしたりして荒れているものの、枯れるほどではないので
もしかすると花>根>葉の順に害が深刻になりやすいのかもしれません。
鉢の土まわりを飛んでいたり、たかっていたのを見る限り
土にももぐって根に悪さをするのではないかと想像しています。
(本当のところは土にもぐるかどうかは?ですが…)
少なくとも、富貴蘭の場合は苔の中にもぐりこんでいました。
とにかく、ハダニなどとは違って大変すばしっこく
しかも羽があるので飛び回れるという点で大変厄介です。
完全駆除するのが難しいのも、素早く飛んで逃げられるせいだと思います。

高温多湿だと発生し易いとのことなので
やはり私が預かる以前のカーネーションの置き場所が日陰だったことと
つぼみが沢山ついた状態の株であったことが発生した原因のようです。


何か虫を見つけたら、たとえ見慣れた虫に似ていると思っても
対策が必要なのかどうかよく観察の上調べてみなければいけないということを
身を持って学びました。
とりあえず、もうじき開花を迎える【楊貴姫】のつぼみは
無事のようなのでほっとしています。

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発生したハダニに殺虫剤(マラソン乳液・2000倍以上希釈)をかけてから
5日経過しましたので、経過を報告致します。

実は一度の散布では駆除できませんでした。
翌朝見てみると、まだ富貴蘭の葉の上をハダニが歩いていたし
アマリリスのつぼみにも、前日ほどではないけれどまだ沢山いました。

で、もう一度よく見てみると、発生源はアマリリスではなくアジサイでした。
アジサイはもうハダニの被害を相当受けていて
葉が白い点々だらけで色が抜けていましたし
葉裏に沢山取り付いていました。

そこで、アジサイには前日と同じ希釈の薬液(前日の残り)を
株全体に(特に葉の表裏はたっぷり)散布。
そしてスプレーボトルに1/4ほど残った薬液に
水を満タンになるように足して8000倍以上の薬液にし
富貴蘭を逆さまにし、苔から出ている部分全体に散布。
残った薬液を振り落として、また棚に戻しました。

さらに翌朝、じっくり見てみると
富貴蘭とアマリリスからはハダニが消えていました。
アジサイの葉裏にはハダニが残っているように見えましたが
動いてはいなかったのでおそらくもう死んでいたと思います。
でも、卵などが残っているかもしれないので
念のために今度は薬液ではなく水(水道水)を
アジサイの株全体、特に葉の表裏にタップリ散布。

その後は富貴蘭の葉の上にハダニが歩いているのを見ていません。
これで今回のハダニ退治は一応成功したと思います。
薄い薬液とはいえ、連日の薬液散布は控えた方がいいのだとは思いますが
富貴蘭にハダニの被害が出る前にハダニを全滅させられたので
葉の艶も良く元気一杯で
今のところは連日薬液を散布した害は出ていないようです。

でも、再度ハダニに発生されるとイヤなので
ほぼ毎日、少なくとも2日に一度は
アジサイの葉の表裏に水をスプレーボトルでたっぷり散布しています。
ハダニは水に弱いとのことだし、水だと植物にも優しいので
アジサイのように水を好む植物には
ある程度薬液で効果が見られたら、まめに葉水を打つのが良策かもしれません。

とにかく、害虫は発生させないことが一番で
予防に努めるのが何よりだと分かって、大変勉強になりました。
そして、多種の植物を狭いベランダで育てるのは何かと難しいと思い知りました。

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我が家のベランダには富貴蘭の他にも植物があります。
私の植物は富貴蘭だけなのですが
実家が外壁工事をすることになり、その間植木鉢を撤去しなければならず
20鉢ほど預かっています。

預かっている植物の種類は様々。
中でもアジサイとアマリリスはもうじき花期を迎えるので
富貴蘭ほどではないにしろ、まじまじと観察しています。


そして、今日の昼下がり。
何気なくアマリリスを見たのです。


10_05_15_1.jpg
これはアマリリスの花のつぼみの先端部分。
うん、随分膨らんできたので順調に生育し……んん?
なにやら赤い粒々が見えるような……


10_05_15_2.jpg
ぎゃっっ!なんなんだ、この生物は……!
小さいけれど、存在感があり過ぎる……!!
そして、大昔のインベーダーゲームのようなそのフォルムから
禍々しい気をこれでもかと発散しているのです。
これが吉兆なはずがない。
「これが害虫というものか……!!」


一応こういうことも想定して、富貴蘭は預かり鉢とは離して置いてあるものの
何ぶん狭いベランダなのであって……


10_05_15_4.jpg
認めたくないものです。若さ(初心者)ゆえの過ちなんて……!
「もしやもう害をなしているのでは?!」と、目を皿のようにして見つめてみるも
何の変化もないので、どうやらまだ被害はこうむっていない様子。
巣食っているというよりは、ただ葉の上を歩いているだけのよう。

しかし、勿論このまま放っておいていいはずがない。
そもそも、この生物は一体何者なのか?!

ひと目見て、富貴蘭の害虫で有名(?)なカイガラムシではなさそうだと思った私は
昔懐かし“カダン”のCMソングを歌ってみることにした(古)。



♪こ~れはっ 葉の汁を吸~うアブラムシっ♪ 
(アブラムシは緑色だから違うな……)

♪こ~れはっ 花のいろっが悪くな~るハダニっ♪


ハダニか……!!


ということでネット検索すると、アカハダニというものがいると分かった。
しかもそれと我が家のベランダを占拠せしめんとしているのが酷似しているので
十中八九アカハダニ、そうでなくてもハダニ類であることは間違いなさそう。


なんでも、ハダニは水を切らしていると発生し易いのだそう。
ギクリ……一時期預かり鉢たちに、水を切らし気味だったのです。
葉の裏に取り付いて葉の汁を吸い
吸った場所が針で突いたように葉緑素が抜けて白くなり
放っておくと葉色が悪くなるばかりか、落葉して枯れてしまうこともある
とか。
……なんて恐ろしいのでしょう!
春暖かくなってくる時期と、梅雨明けから9月に発生し易いという
小憎らしいほどタイムリーな発生です。


とまあ、ハダニがもたらす害が分かったところで、今度は駆除方法です。
ハダニは水に弱いため
よく水を与え、葉の裏表に葉水を打つと予防になるそうですが
そもそも富貴蘭は水を切らし気味に作るものなので、それは難しい。
水加減は初心者には難しく、根腐れなどのリスクが高く
水加減だけでうまくいったとしても、間違いなく手間がかかりそうなので
『初心者のお手軽栽培』というサイトの趣旨に合いません。
というわけで、やはり殺虫剤(農薬)散布がお手軽で即効性があると考えました。


世の中には沢山の殺虫剤(農薬)が販売されていますが
勿論目的や害虫に合わせて選ばねばなりません。
ハダニに効果のある殺虫剤も沢山販売されていますが
私が選んだのはこちらです。
10_05_15_3.jpg
『マラソン乳剤』100ml 448円。
とてもポピュラーで安価な殺虫剤です。
おそらく園芸用品を販売しているところなら、どこでも手軽に入手できるはずです。
花き類(富貴蘭を含む)の場合は、これを2000倍に希釈して散布します。


『0.5mlの本剤を1ℓの水で薄めると2000倍に希釈できます』と明記してありますが
水色のキャップ1杯が7ml……正確に計りたい人はピペットが必要です。
私はおおよそで計りましたが、2000倍よりももっと薄めに作り
スプレーボトルで散布しました。

預かり鉢には葉の裏表にたっぷりと散布。
富貴蘭は水苔を濡らしたくなかったので
鉢を逆さにして木全体がボトボトになるようスプレーし
軽く薬液を振り落として棚に戻しました。


ただ、ハダニ類は殺虫剤に対する抵抗性がつき易い(要するにタフ)らしく
殺虫剤(農薬)の種類を変えて散布した方が効果が期待できるそうです。
とりあえず今回は『マラソン乳剤』を採用しましたが
もしあまり効果がないようでしたら
今度は『粘着くん』などのでんぷん系の薬剤を使用してみるつもりです。
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カオル
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色々デザイナー
自己紹介:
とっても陽気なひょうきん者。

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